あなたは、日本での行方不明者の数がどれくらいになるのかご存じでしたか?
警察庁では、毎年『行方不明者の状況』をネットで公表していますが、令和2年における行方不明者の状況によると、毎年8万人以上の行方不明者の届出が警察に提出されていましたが、令和2年は前年に比べ約9,900人の減少となりました。
行方不明者数の推移
グラフをご覧いただくと、平成23年から行方不明者数は増加傾向をたどっていましたが、令和2年には約9,900人も減少(前年度から約11.4%減)し、統計が残っている昭和31年以降もっとも少ない数字となりました。
行方不明者の男女比
過去5年間分のデータから、男性・女性の比率は変わらず、男性が6割強・女性が3割強と横ばいとなっています。
以前、代表の柳へのインタビュー記事でお話ししていますが、当機構へ行方不明者になった方の掲載依頼につきましても男性が多い傾向です。
年代別の行方不明者グラフ
令和2年の年代別では、コロナウィルスの影響により外出する機会も減ったためなのか、前年に比べ特に10代・20代・30代が減少傾向にありますが、70代・80代の行方不明が増加傾向です。
平成28年までは、10代による家出・失踪が多かったのですが、平成29年移行からは20代の行方不明者が一番多くなっています。
行方不明になった原因について
家出・失踪の原因・動機で多い項目ですが
- 疾病関係(認知症又はその疑いによるものが半数以上)
- 家庭関係
- 事業・職業関係
となっています。
なお、疾病関係の半数以上は、認知症又はその疑いによるものとなっており、今後高齢者の増加が予想されることから、行方不明者の数につきましても増加していくのだろうと思われます。
認知症以外で多い家庭・職業が原因の行方不明については「なぜ家出や失踪をしてしまったのか?」という、根本的な原因を考え解決していくことが今後重要になるのかもしれません。
行方不明捜索は早期対応することが重要
当機構は、行方不明者のご家族による相談や捜索に協力することを目的とし活動しています。
行方不明者を捜索する場合に重要なことは、出来る限り早い対応をすることです。深刻な悩みを抱え失踪した場合であれば尚更です。
当機構には、サポーターというボランティアで活動していただいてる方や、調査会社など様々なネットワークがございます。
あなたの大切な人が家出してしまった・失踪してしまった・行方不明になってしまった・・・
その時は、お一人で悩まず、私たち『日本失踪者捜索協力機構』にご相談ください。